辛く苦しいうつ病、躁うつ病の9段階の症状と警告サイン

私の実体験から、躁うつ病のステージの段階とステージが上がっていく特徴を9つにまとめてみました。

 

具体的な症状と当時のエピソードを紹介していると思うので、今現在悩んでいる人たちが読んで、ご自身の状態がどんな状態かどうかの目安となればいいなと思います。

これらの症状が出た時の対策は次の記事に紹介したいと思います。

辛く苦しいうつ病、躁うつ病の9段階の症状と警告サイン

1段階目 苦しみの中で必死に頑張っている状態

1段階目は誰でも経験するものだと思います。

例えば仕事の場合だと、打開策が無いままそれでも毎日やってくる多すぎるタスクをこなしたり、罵詈雑言などネガティブな言葉を一日中聞かなければならない環境にいる。

こんなことがあとどれくらい続くんだろうか…?

今すぐここから離れたい…。

 

こんな気持ちになったことは、どんなに元気な人でも一度はあるかと思います。

しかしこれが何年も長期に渡って続き、しかもその努力が報われてる実感が乏しい場合、相当なダメージが脳に蓄積されていきます。

この段階で厄介なことは、我慢できている最中は元気で回復も早く、ダメージの蓄積が分かりにくいことです。

2段階目 疲れ知らずのスーパーハイテンション状態

ある時、何か吹っ切れたかのように突然元気になります。

この状態の時は、とにかく疲れにくく頭も冴えているから、仕事をバリバリこなしてやたらと能弁でした。

恐れ知らずになっているので、何でも果敢にチャレンジします。そして失敗してもあまり苦しくありません。

無駄遣いしてもお金を吐き出すことがとても快感でした。

とにかく高揚感と快感が大波のように何度も押し寄せてきました。

 

この頃から早くも睡眠障害が出始め、寝る直前にもどんどんアイデアが沸き上がってくるので朝方まで寝付けなかったり、眠りが浅くて途中で起きるという日が毎日続きました。それでもまだ心は比較的元気な状態で3か月以上突っ走っていました。

 

この状態の時は周りの人も異変に気づくことも多く、私の場合だと嫁さんから見た当時の私はかなり感情的で異様で不気味な興奮状態になっており、誰か別の人を見てるようだと話していました。

 

しかしこんなドーピング状態は当然長くは続くはずがなく、自覚症状が無いまま気力と体力は激しく削られ、ある時突然、操り人形の糸が切れたように気力が途絶え、5段階目に至る頃には廃人のような状態になりました。

3段階目 見落としや物忘れが多くなる。

この時まだ脳は興奮状態ですが、明らかに2段階目よりも注意力が低下して、記憶力も無くなってきていました。

特に仕事でのチェックや戸締りなどの基本的な確認を忘れることが多く、帰宅時の職場の戸締りをしたかどうかの確認で、何度も戻っては確かめるという事がよくありました。

そんな非効率な行動をしてるせいもあり、段々と2段階目の高揚感がイライラに変わってきているのが自分でもわかりました。

でもまだ気力は保たれ、物事に意欲的に取り組むことができていました。

 

この症状は寛解した現在でもストレスが重なるとよく起こります。

4段階目 背中、首、肩が凝ったように重く、ズッシリとした痛みが出る。

この段階になると、不眠による緊張状態で段々と疲れを感じる事が多くなってきて、特に背中、首、肩が常にガチガチに凝っているように常に痛みだすようになりました。

厄介だと思ったのは首を動かした時に起こる激痛でした。

うなじ辺りにブチンと切れたような激痛が走り、その直後に頭のてっぺんまで血が走るような感覚がものすごく怖かった。

そしてほぼ毎日ひどい頭痛に悩まされました。

 

この頃には2段階目のような高揚感はほとんどなく、暗い気分が付きまとうようになってきていました。

5段階目 みぞおちの辺りがキリキリ痛み、動悸と息切れが起こる。

心身の状態が急降下し、食事量が急激に落ち便秘気味になりました。

胸のムカつきがひどくなってよく嘔吐していました。

何をしていても横隔膜の部分がキリキリと痛むようになりました。

不安定な精神で呼吸が浅くなっているせいか、普通の呼吸では酸素が薄く感じられ、しょっちゅう深呼吸のような深い呼吸を繰り返していて過呼吸で頭がくらくらしていました。

 

私の場合、会社に行くことに大きなストレスを感じていたので、朝会社に行くために玄関を出た瞬間激しい動悸と息切れが襲ってきます。

 

この頃には物事への意欲もほぼ失われて疲れ切ったようになっていました。

思考力にも著しい影響が出始めていて、ひどい時は2ケタの引き算ができないくらいにまで思考力が低下しました。

仕事での失敗で注意を受けても人の話も理解することができなくなってきていて、そんな自分を情けないと思い、ついに職場で大泣きしたことを覚えています。

6段階目 朝、起き上がれなくなる。

眠気と倦怠感がどんどん強くなっていきます。

そしてある時気持ちの急降下が襲ってきて、体調もそれに応じて悪化します。

 

これまでの段階でも倦怠感や眠さは度々出ていましたが、この時期になると毎日一日中ずっと強烈な体の重さが続いていました。

この頃は精神的にかなり弱っていて、次第に悲哀感や自責心も大きくなっていきました。

夜は眠ることができず、前日の疲労を持ち越しながら、朝に朦朧とした意識のまま出勤することが続きました。

 

休日に遊びに行っても道端でとてつもなくしんどくなって途中で帰ったり、予定をすっぽかして家で倒れてる事も度々ありました。

 

ある朝、起き上がろうとしても意識が遠のくような激しいめまいでまともに立てませんでした。四つん這いの態勢で自室から出る事はできましたが、そこからどうしても一歩も前に動くことができませんでした。

 

その日、今までずっと休まず行っていた仕事を欠勤し、歩けるようになったタイミングで心療内科へ行くことにしました。

その場で先生は「仕事ができる状態ではない」と判断したので、すぐに会社に診断書を提出して2か月間の休養期間をもらいました。

7段階目 すべての物事に対して興味がなくなる。

休養期間に入ってから初めの一か月間はほとんど寝ていました。と言っても目は開いていて、意識があるのかないのか曖昧な状態で一日を過ごしていました。

 

この時はもうすでに好きだった趣味や大好物だった食べ物、身の周りのもの、仕事、あらゆるものへの興味や関心が無くなっていきました。

 

何も楽しくない、誰に何を言われても嬉しくない。

自分はどうしてしまったのか?

こんな状態から抜け出すことはできるんだろうか?

絶望と虚無の暗黒の毎日が続きました。

8段階目 味覚が失われる

食べものの味がまったく分からなくなり、砂やスポンジを噛んでいるような感覚で、食欲も湧かないので、ほとんど食事を摂らなくなっていました。

食べ物の味が無い事はこれまで生きてきた中でも一番と言っていいほど苦しいものでした。

食欲が無い時の食事でも味があるということは、わずかでも心が癒されるものなんだと、その時初めて思い知りました。

その味覚を取り上げられ、段々と生きる喜びが溶かされていくような絶望感で頭がいっぱいになっていました。

9段階目 自分の存在自体を消し去りたくなる。

自分への価値すら否定するようになり、「自分は生きるに値しない」と本気で思うようになっていました。

 

なぜ自分は生まれてきたんだろうか…。

何のために存在してるのだろうか…。

このまま今までの自分すらいなかった事にならないだろうか…。

風に飛ばされる砂のように消失したい。

 

そう思うようになっていました。

 

2か月後仕事に復帰しましたが、すぐに症状が悪化したことで退職し、2年間の引きこもり生活に突入していきました。

壊すのは一瞬、治すのは一生

当時の私は忙しすぎて病院に行くことを後回しにしてしまい、9段階のうちの6段階目になるまで病院に行くことができずにほったらかしで過ごしていました。

また「心療内科はまともではない人が行くところ」という偏見をもっていました。

さらに初期の症状は本当に分かりにくくて、「疲れてるんだろうけど、明日になれば治ってるはず…」と思い、自然治癒を信じていたことも甘い考えでした。

風邪を引いたり、骨を折ったり血が大量に出たりしたら病院に行くのと同じで、精神病も脳の栄養失調のような状態なので、誰にでも起こります。

異常を感じたらまずは早めに病院に行きましょう。

なぜなら体を壊すのは一瞬ですが、治すのは下手すると一生かかるものだと思うからです。

これはどんな病気やケガでも同じです。

 

あなたの回復が一日でも早くなりますように。

ありがとうございました。

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